書籍
- 1 ギタリストたけしの不思議なスペイン留学記
- 2 小説「光のない練習曲」
- 3 ターレガ教本 – Metodo de Tarrega1最も速く上達する《ターレガのテクニックによる毎日のギター練習》Metodo de Guitarra con los estudios de Tarrega
- 4 ターレガ教本 – Metodo de Tarrega2『ターレガのギターレッスン』Revisado por Takeshi Tezuka
- 5 『手帳と手書き譜から辿るフランシスコ・タレガ伝』
- 6 ギター名曲ミステリー
- 7 ホセ・ルイス・ゴンサレス・ギターテクニックノートJose Luis Gonzalez Guitar Technique Note手塚健旨・訳
- 8 ディオニシオ・アグアド ギター教本(第1巻)Dionisio Aguado Nuevo Metodo para Guitarra手塚健旨・訳編
- 9 スペイン音楽旅行VIAJE A ESPANA CON MUSICA手塚健旨著
- 10 ガイドブック音楽と美術の旅スペイン
- 11 リウス:フランシスコ・タレガ/手塚健旨・訳リウス:フランシスコ・タレガ
ギタリストたけしの不思議なスペイン留学記
[商品について]
―スペインには情熱があり、音楽があり、家族がいて、人生がある―
レコードで聴くセゴビアやイエペスのようにギターを弾きたくてスペインへの留学を決意した著者は、22才の秋、本格的にギターを学ぶために故郷の室蘭からスペインに向けて出発する。円が未だ固定相場だった時代に、15万円のマドリッド行き片道航空券を握りしめてーーもぐりの下宿屋のおばさんでスペイン語を教えてくれたエミリア、厳しくも優しいギターの師レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ、美しい音を奏でるギタリストとしてレヒーノに勧められて探しまわり、日本に帰国後も付き合いが続いたホセ・ルイスなど、個性豊かな人々と出会いながら過ごした懐かしくも濃密な5年間の日々を綴ったスペイン留学滞在記。
[目次]
1.渡欧
2.イサベル・ビソーソとの出会い
3.アルカラ通り
4.車を持つ
5.杏里さん
6.城巡り
7.マドリッドの蚤の市
8.JALパック
9.憧れのパリ
10.グラナダ国際音楽舞踊フェスティバル
11.アンダルシアの旅
12.アルカンヘル・フェルナンデス
13.宝くじ
14.ギター時計
15.世界のコジマ
16.ラ・グランハのイサベル家の別荘
17.サンタンデールでのレヒーノ先生夏季休暇
18.カステラ事件
19.レヒーノ先生のレッスン風景
20.アリーリョ・ディアス
21.ホセ・ルイス・ゴンサレスとの出会い
22.アルコイの日本人
23.パエージャの発祥地バレンシア
24.ニースへの旅
25.マリア・ルイサ・アニード
26.列車の旅
27.「禁じられた遊び」のナルシソ・イエペス
28.目が不自由なイエペス
29.イエペスの生地
30.パリへの車の旅
31.パリでのイエペスの講習会
32.ドイツへの旅
33.ギタリストの奥さん達
34.フィリピン美人
35.スペイン人気質
36.スペインは大家族
37.フラメンコギターの大御所
38.帰国
あとがき
[担当からのコメント]
後先を考えずに異郷に飛び込めば苦労するのは目に見えていても、そこで巡り逢った幸運や人々との出会いは、人生を豊かにし、かけがえのない宝物をくれる。本書の中にあるスペインでの5年間は、まさにそんな日々だったのだと感じます。ぜひご一読ください。
小説「光のない練習曲」
光のない練習曲:失明の危機を乗り越え世界に羽ばたく少女ギタリスト
小説「光のない練習曲」BOOK発売!
ギタリストを目指す少女アサヒちゃんの物語の小説を手塚先生がア
スペインでのコンクールや演奏旅行、失明の危機を乗り越え世界に
作品詳細
―お父さん、お母さん、いろいろあったけど、私はまだギターと生きています―
3歳のときに、私は先天白内障で左目を失った。4歳のときに、私はギターと出会い夢中になった。5歳のとき、私は先生について本格的にギターを習った。13歳のとき、私はコンクールに出て2位になった。それはやがて私をひとりのスペインのギタリストとの出会いへと導き、やがてはるか海の彼方にあるスペインの地へと、私を誘うことになった――失明の危機を乗り越えてギターの才能を開花させた少女・あさひが、さまざまな国際コンクールを闘いながら一流のギタリストへと成長する姿を描いた、美しく心に沁みる物語。
[目次]
第1章 プロローグ
第2章 苫小牧のレッスン
第3章 2つの道内の音楽コンクール
第4章 東京
第5章 右目の手術
第6章 ユーンさんとの出会い
第7章 学生ギターコンクール
第8章 スペイン留学
第9章 マリア・テレサのレッスン
第10章 コルドバ
第11章 タレガ
第12章 セゴビア国際ギターコンクール
第13章 光のない練習曲
第14章 アランフェス協奏曲
第15章 ハッピー珈琲店
第16章 カナリア島
第17章 闘牛士の剣
第18章 バレンシアとバルセロナ
第19章 アルハンブラ国際ギターコンクール
第20章 マヨルカ島
第21章 ショパン博物館
第22章 フランシスコ・タレガ国際ギターコンクール
第23章 ポルトガル
第24章 天正少年使節
第25章 悩み
第26章 パリ公演
第27章 入院
第28章 水の都ヴェネツィア
第29章 心臓発作
第30章 サロブレーニャ
第31章 遺書
第32章 エピローグ
あとがき
[担当からのコメント]
ギタリストの物語である本書には、ギターで弾かれる様々な名曲が登場します。読み進めていると、だんだん主人公のあさひが知らない曲を弾いていると、それがどんな曲なのか気になってきます。美しい曲にインスパイアされて生まれたひとりのギタリストの人生の物語、ぜひギターの音色とともにお楽しみください。
ターレガ教本 – Metodo de Tarrega1
最も速く上達する
《ターレガのテクニックによる毎日のギター練習》
Metodo de Guitarra con los estudios de Tarrega
手塚 健旨 著
New !! 2020.5.1 発売
A4版 44ページ
定価:2500円(税込)
『ターレガ 毎日の練習』
先に「ターレガのレッスン」を出版し、多くの方に購入していただきました。そのテキストはギターの初心者からどなたにも使えるものです。
今回新たに出版する「最も速く上達する《ターレガのテクニックによる毎日のギター練習》」はギターのテクニックに絞っての教本です。
1日に15分程度の基礎テクニックを行う事を、私はレヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ先生から学びました。ところがそれはターレガの教え方だったのです。私は日本ではもとより海外でもこの教本に沿った指導をしています。それにより生徒さん方は短期間で確実に上達しています。生徒さんだけにではなく、この練習方法はギタリストの方にも毎日のテクニックとして取り入れてほしく思います。
また、このテキストを用いると生徒さんへのレッスンがやり易くなります。
ターレガの未発表のエチュードが多く、その自筆譜の購入に多くの費用がかかったため、定価が高くなり恐縮しております。
ギターを学ぶ多くのかたに使っていただける事を願っています。
手塚健旨 2020.5.1
ターレガ教本 – Metodo de Tarrega2
『ターレガのギターレッスン』
Revisado por Takeshi Tezuka
編著 : 手塚 健旨
Metodo de Tarrega
2019.8.20 発売 ! 好評発売中
A4版 80ページ
定価:2800円(税別)
ターレガが初心者向けの教本を書いていたことは、過去の記録に残されていました。
最近になり、それと思われるものが見つかり、またターレガの弟子たちの家族からも多くの手書き譜が提供されました。その数は膨大な量ですが、ここではそれらを整理して「ターレガのギターレッスン」として出版しました。
大きく分けると〈初歩から学べるレッスン〉〈ギター上達に必要なテクニック〉〈エチュードと曲集〉から成り立っていますが、そのほとんどは日本では未発表のものです。ターレガの写真やイラストも多く挿入し、彼の詳しい年表も掲げました。
ギター本来の美しさを求めると、その理想像はターレガに環ると言われます。この「ターレガのギターレッスン」にはギター上達の秘密が随所に隠されており、正しいテクニックを身につけることのできる格好の教材に違いありません。
手塚 健旨
『手帳と手書き譜から辿るフランシスコ・タレガ伝』
著者・手塚健旨はスペインに 5年間留学して往年の巨匠達に師事したギタリスト。堪能なスペイン語力を駆使してスペインや南米のギターに関する史料を収集し、ギター音楽の歴史を探求している。本書はフランシスコ・タレガの手帳や手書き譜を集める過程で解明された新たな事実をギタリストとしての視点からまとめたもの。従来の説とは異なる情報を豊富に盛り込み、新たなタレガ像を提供している。表紙に使われた手帳の手書き文字はタレガがマリア夫人に愛の告白をした日の、喜び溢れる文章である。
ギター名曲ミステリー
『ギター名曲ミステリー』説明
【ギター音楽の謎】
1.ビウエラ音楽はなぜすぐに衰退したのか?
2.ソルのエチュードが〈月光〉とはなんでや? ありえへん!
3.ソルの〈月光〉に サブメロディーを付けたのは誰?
4.〈アランブラの想い出〉被献呈者の“謎”
5.トレモロの謎
6.〈ラグリマ〉は涙が出るほど謎だらけ?
7.タレガ〈タンゴ〉とトルサ〈ハバネラ〉の一騎打ち。勝つのはどっちだ?
8.〈グラン・ホタ〉は誰の作?
9.〈カプリチョ・アラベ〉はなぜ何度もタイトルを変えたのか?それはタレガのカプリチョ(気まぐれ)か?
10.アルカスの〈ヴェニスの謝肉祭による変奏曲〉の正体は?
11.トーレスはどのようにしてあの美しい音色を獲得したのか?
12.〈禁じられた遊び〉はスペイン民謡か?
13.「ロマンス事件」を迷宮入り寸前にさせた犯人は誰?
14.〈聖母の御子〉はカタルーニャ民謡か?
15.〈アストゥリアス〉の謎を解く
16.ドン・レヒーノの〈アンダルシアのスケッチ〉〈アンダルーサ〉〈ロンデーニャ〉これらはみんな同じ曲?
17.〈アランホェス協奏曲〉 複数の“アダージョ”誕生秘話 どれが真実か?
18.〈アランホェス協奏曲〉 セゴビアはなぜこの曲を弾かなかったのか?
19.ヴィラ=ロボスはなぜ〈ショーロス第1番〉を複数のギタリストに献呈したのか?
20.座談会 ギターの謎の真相を語る
【奇跡のギタリスト】
1.フェルナンド・ソル/2.フランシスコ・タレガ/3.ナルシソ・イエペス/4.パコ・デ・ルシア/5.リョベートとアニード/6.レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ/7.バリオスとディアス/8.フアンホ・ドミンゲス/9.イダ・プレスティ/10.ホセ・ルイス・ゴンサレス/11.ジュリアン&ジョン/12.アンドレス・セゴビア/13.番付表
【添付楽譜】
解説/1.2つのエチュード(アントニオ・ルビーラ)/2.ルビーラ:エチュード(出版譜)/3.パルマの想い出(ホセ・ビーニャス)/4.エンリケータ(ハバネラ)(ガルシア・トルサ)/5.2つのギターのためのワルツ(フランシスコ・タレガ)/6.プレリュード嬰ヘ短調(フランシスコ・タレガ)
戦後のギターブームのきっかけとなった名曲〈禁じられた遊び〉(または〈愛のロマンス〉)は最も有名なギター曲ですが、ずっとスペイン民謡として流布していました。
著者の手塚健旨はたびたびスペインおよび南米各国に渡り、得意のスペイン語を駆使して得た幅広い人脈により、膨大なギター関係の資料を収集されています。「アントニオ・ルビーラ作曲」と記されたこの曲の古い楽譜との出会いを契機にさらなる探求の旅が始まり、歴史の片隅に忘れ去られたこの作曲者と作品に光を当てることができました。
そして今や、この曲がルビーラ作曲ということは広く認知され、NHKのEテレ「ららら♪クラシック」でも大きく取り上げられました。他にも多くの「謎」が、あたかも手塚に解明されたがっているかのように集まり、たくさんの新たな事実がここに解明されました。
後半の「奇跡のギタリスト」は世界の天才ギタリストたちに大相撲の四股名を付け、番付表を組み上げていく、ユーモラスな形をとっています。特に手塚氏と交流のあった現代のギタリストたちは実に個性豊かにその人となりが描かれています。読者は天才の凄さと共に可笑しさも味わうことができるでしょう。
巻末にルビーラの手書き譜をはじめ、5曲の珍しい楽譜が付いています。B5判、200頁です。
本書籍は、現代ギター誌に連載された「ギター音楽の謎」(2012年4月号~2013年3月号)と「奇跡のギタリスト」(2014年4月号~2015年3月号)、2つの特集記事「ビウエラ音楽はなぜ衰退したのか」(2013年1月号)「トーレスの音色の秘密」(2013年9月号)を大幅に加筆、改編し、さらに5つの新たな書き下ろしをまとめたものです。
出版本
ホセ・ルイス・ゴンサレス・ギターテクニックノート
Jose Luis Gonzalez Guitar Technique Note
手塚健旨・訳
(株)現代ギター社刊
1,854円(本体1,800)円
普段の基礎練習に最適の一冊です。
「各種の練習をゆっくり根気よく訓練することにより、
素晴らしいギターのテクニックが身につくことを確信
しております」
ディオニシオ・アグアド ギター教本(第1巻)
Dionisio Aguado Nuevo Metodo para Guitarra
手塚健旨・訳編
(有)ウインストン刊 1990年
2,575円(本体 2,500円)
世界中で親しまれているアグアドの教本Metodo para Guitarra
は1849年に完成したものであるが、その奏法は現代のそれと 全く変わらない。この一冊を翻訳、編集した本邦初の実用版。
スペイン音楽旅行
VIAJE A ESPANA CON MUSICA
手塚健旨著
音楽乃友社 刊
1,100円(本体1,068円)
ISBN4-276-35084-0
実際にスペインに行って音楽を聴くためのガイドブック。
情報収集、チケットの買い方、演奏会場を徹底紹介。
ガイドブック音楽と美術の旅
スペイン
音楽乃友社 刊
2,750円(本体2,670円)
ISBN4-276-21303-7
上の「スペイン音楽旅行」は美術ガイドと一緒になり、
音楽乃友社の音楽と美術の旅シリーズとしてリニューアル
されました。スペイン旅行に必携の一冊です。
オールカラー。
リウス:フランシスコ・タレガ/
手塚健旨・訳リウス:フランシスコ・タレガ
名曲〈アランブラの想い出〉〈アラビア風綺想曲〉の作曲者として知られる、
今日のギタールネサンスの立役者フランシスコ・タレガ。
その偉大な人物の実像を描き、天才ギタリスト、タレガの真の姿を蘇らせる。
物語としても楽しく読めるタレガを著わす決定版。
「日本図書館協会選定図書」に選ばれました!